【第4回 co.shiga.5】食農共創-フードとアグリ-

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2025/01/25

2025年もあっという間に一か月が過ぎようとしています。
「滋賀で共創するならco.shiga」をさらに広げていきます!

さて、今回のco.shiga.5のテーマは「フードとアグリ」
立命館守山中学・高等学校のメディアホールにて
企業、地域、学生、アカデミアなど、多様なステークホルダーが
総勢69名が集結いたしました。

co.shiga.5は『仲間が欲しい人』と『何かやりたいけど何かが見つけられない人』をマッチングさせるピッチ型の交流イベントです。みんなの課題を解決する箱となり、共に未来を描き、共創活動を展開して行きます!

「考える時間はもう終わり、実行する時間です」

フードとアグリで滋賀を盛り上げる第4回co.shigaは、前回に引き続き、大橋侃汰(しがとせかい株式会社 学生インターン/co.shiga事務局)が当日の様子を振り返ります!

オープニングアウト

SUNDRED株式会社留目真伸さんのご挨拶により本イベントは幕を開けました。

「一つの組織、チームではできないことを産官学民がみんなで取り組もう。ぜひco.shigaの一員として、この活動を創っていきましょう」と熱く語っていただきました。

そもそも、「co.shiga」や「リビングラボ」という言葉を知らない人たちへ、動画を用いて説明がありました。

「co.shiga」や「リビングラボ」については
youtubeでもご覧いただけますので、是非ご覧ください。

▽キーワード

『共創活動』『ともに未来を描く』『みんなで』

『課題を解決する箱』『co(共に)』『プロジェクト』

初めに、自己紹介ワークショップを行い、共通点探しにて会場が温まりました。

トークセッション

今回のトークセッションは

しがとせかい株式会社 中野龍馬さんをファシリテーターとして、

株式会社nadeshico 細川雄也さんから「フードとアグリでインバウンドを巻き起こす」についてお話していただきました。

食農共創~食と生きる私たち~

農家に貢献したいという想いから飲食店を経営されて17年。

この経験から飲食店と農家の距離が遠いと感じられたそうです。
そこでやさいバスという農家と買い手がつながれる仕組みを導入されました。
停留所を設置し、農家が野菜を置き、やさいバスが買い手に届けるという動線で
コストと時間を削減できるというものだそうです。

やさいバスについての説明動画はこちら▽

買い手、売り手、世間の三方よし を目指した新しい価値づくり

皆さんへの問いかけ

訪日外国人の滋賀県の訪問者数が3.6万人
なんと、近畿2府4県の全訪問者数を100とすると、全体のたった0.40%

ガストロノミーツーリズムとは

「その土地の伝統、習慣、歴史により生まれた色を楽しみ旅をすること」

これを通してインバウンドを増やし、
たくさんの人に滋賀の良さを知ってもらう、来てもらう
そのために共創しましょうとお話していただきました。

具体的な取り組みとして、

  • Former’s Market
  • 琵琶尾のほとりで野外レストラン
  • キッチンカーで食育
  • Biwa1 and food
  • プロデュース事業
  • 食団連での被災者炊き出し

をされているそうです。

私は、琵琶湖のほとりのレストランやBiwa1 and foodなどの
琵琶湖と共に創る食と農の取り組みに惹かれました

さて、これまでのインプットからアウトプットする時間に移り、
たくさんのアイデアを膨らませました!
ほんの一部ですがここでも紹介いたします!

やさいバスのバス停をつくりたいです。場所を知ってます!
→農家さんもバス停も設置する場所もどんどん知りたいです!ぜひ紹介してください!

滋賀といえば食と農!農業、自然体験のツーリズムをしたい
→nadeshicoとして野外レストランで共創しましょう!それがツーリズムの起点になれば!

アイスブレイク

毎回恒例のとっておきの手遊びも準備していたのですが、、、

会場がホールだったということもあり、電波が非常に弱く動画をお見せすることができませんでした。

毎回、好評の手遊びですが次回へのお楽しみということでピッチへ参りました。

ピッチ

5人のプレゼンターによる共創とは。
今回のプレゼンターはこちら▼

「真菰と出会う。」  

株式会社ビオファーマきぼう 南清明さんです。

滋賀で育てられる、栄養価の高い真菰を滋賀の人たちに食べてもらいたい。と熱くお話していただきました。さらに滋賀県の人に健康になってもらうために滋賀で販売したい。とおっしゃっていました。

お恥ずかしながら真菰を知らなかったのですが、青汁のような感覚で飲むことができるそうです。真菰は生活で不足しがちな栄養素も含むそうです。まこもパウダーも魅力的ですが、ぜひ真菰を挑戦してみたいです^^

「食と農の力で100年後の未来を」

次に、Kita Living Lab 大塚美季さんです。

100年後未来を創ることを原動力に活動されているそうです。
自然と暮らしが分断されることが気持ちよくないと感じられ「自然とつながる暮らし」を創りたいとおっしゃっていました。
京都から始まったKita Living Labは2025年より滋賀県高島市で活動を広げられるそうです!京都と滋賀の食と農に対する視点の違いを感じ滋賀を魅力的に感じられたそうです。

そのために、フォレストガーデンの創出、食農共創のコミュニティの構築、アグリツーリズムを掲げ、農を通じて自然と人が分かち合いたいとおっしゃっていました。

「地域循環型のバイオマス技術の活用」

続いて、株式会社 村田製作所 岡村一太朗さんです。

環境や社会への変革を真摯に考え行動し、ムラタのイノベーションで社会価値と経済価値の好循環を生み出し、豊かな社会の実現に貢献していくとおっしゃっていました。今回は、ムラタの環境技術を用いた地域循環でどのように経済価値を最大化していくかについてお話していただきました。

個人的に環境技術が実際にどのように地域で活用されるのか、勉強になりました。

植物由来のエタノール(アルコール)が存在し、その原料となる作物は海外に依存していること、そのエタノールはSAF(航空用バイオ燃料)の原料として需要が高まっていることをお話しいただきました。そのうえで、エタノールを生成する際の中間生成物を域内資源の活用により価値が高まる用途での活用方法、未使用の農業廃棄物や未活用食品加工廃棄物などの活用方法についてこれらの価値を最大限化したいとお話していただきました。

「人口4000人の町に農業で産業を取り戻す」

続いて、ONESLASH(Supporter)/滋賀県高等学校教育研究会学校新聞研究会 小渕文恵さんです。

滋賀県長浜市の西浅井で活動されている農業をもっとかっこよくしたいONESLASHとなんかやりたい高校生が出合い、ライスレジンというコメを原料としたバイオマスプラスチックの取り組みについてお話していただきました。

人口の少ない町で仕事をつくり、産業を生み出し、人口減少に歯止めを。

「ニーズを作る」ことを目指し、ライスレジンを用いて美しい湖国をつくる会の美化袋が作られたそうです。この美化袋を用いて琵琶湖の清掃活動が毎年5/30、7/1、12/1に行われ、環境負荷の軽減にもつながるライスレジン製のニーズの増大へつながっているそうです。クラウドファンディングでこの活動を応援できます!

滋賀で誕生した「bobs ambient root」挑戦の輪

最後に、みんなの奥永源寺 前川真司さんです。

滋賀県東近江市に位置する奥永源寺地域は自然がとっても豊かですが、そこに暮らす人々は10軒に十数人しかいない限界集落。

そこで、東近江市にの花で絶滅危惧種の「紫草(ムラサキ)」を用いて作る「リアルオーガニック・ナチュラル」メンズコスメbobs ambient rootを開発されました。

国産紫根の力には「抗菌、抗炎症」「ターンオーバー促進」「メラニン抑制、美白」があるそうです。メンズの美容意識が高まっているので、美容男子におすすめです。実際に会場で試してみるととても良い香りがしました。着色料や石油由来の添加物を一切使用されていないので環境にも配慮されています。

滋賀で作られたものを活用し、地域に愛されるものをつくりたいと熱くお話していただきました。

歴代登壇者ピッチ

 今回のエレベーターピッチでは歴代の登壇者にご登壇いただき、プロジェクトの進捗共有を行っていただきました。

co.shiga.5では、新しく足を運んでいただいた方や特定のテーマに関わる方にも、このような機会を通して過去の登壇者との繋がりを持って新たな共創が生みたいと考えています。

今回の登壇者は 滋賀県こどなBASE 米村真悟さん株式会社パレット 吉田加奈子さん炭火ホルモンむすび 中島浩平さんです。

  • 滋賀県こどなBASE 米村真悟さん

子どもと共に大人の共創体験を作り出す!
体験プログラムの企画や次世代支援を手掛ける企業間の共創の伴走や支援をしている。
たくさんの企業が登録、子どもたちへの体験プログラムを実施

  • 株式会社パレット 吉田加奈子さん

 パレット守山店を4月18日にオープン!

 パレット守山店のインスタグラムのフォローお願いします!

 一緒に働ける方を募集中!話すこと、食べることが好きな方!パティシエ経験の方も大募集!

  • 炭火ホルモンむすび 中島浩平

 1月16日についに学生だけで日本一を目指すガクホルプロジェクトのお店をオープン!

 2月27日に大学生の悩み事を聞いてくれる社会人の方大募集!

クロージングアクト

 本日のクロージングアクトは、co.shigaの理事でもある滋賀銀行 山本学さんよりいただきました。

 今回の全体を振り返っていただき、一つ一つ温かくコメントしていただきました。みなさんも一緒に振り返りながら、無事イベントを終えることができました。

交流会

 今回、ネットワークのハプニングなどもありましたが、交流会の時間を設けることができました。

 片づけをしながらでしたが、たくさんの方がつながっているのを見て嬉しくなりました。

今回のグラフィックレコード

今回も、大道レイチェルさんにグラフィックレコードをお願いしました!

フードとアグリというテーマからいつもの水色と黄緑色でとても分かりやすく記録していただきました!

僕の推しポイントは三枚目の左下に描かれている農家の風景です^^

いつも、かわいいイラストが組み合わさっていて、一目でわかる構成に感動しています!

ありがとうございます!

4回目のco.shiga.5を終えて

今回から運営に携われる時間が多くなりました。co.shiga.5のイベントの様子や参加していただいける皆さんの様子を肌で感じ、少しづつですがわかるようになってきました。

学生インターンとしてco.shigaに関わるときに最もワクワクする瞬間は必ずイベント内にあります。

毎回、イベントで様々な大人の人たちにお会いでき、たくさんの刺激を頂けます。これからもこれからの世代を生きる立場としてとして、日々の生活の中で気づいていないことがこんなにもあることに感動します。

テーマごとではありますがたくさんの人が滋賀の未来について考え、共創する場に携われていることに大変うれしく思います。

「滋賀で共創するならco.shiga」を体現し、みなさまと今後も滋賀を創っていきけることを楽しみにしてしみにしています! 

登壇者のご紹介

※順不同、敬称略

大塚美季 Kita Living Lab
岡村一太朗 株式会社村田製作所
小渕文恵 ONESLASH(サポーター)/滋賀県高等学校教育研究会学校新聞研究部会 評議員
留目真伸 SUNDRED株式会社
中島浩平 炭火ホルモンむすび
中野龍馬 しがとせかい株式会社
藤田みつき しがとせかい株式会社
細川雄也 株式会社nadeshico
前川真司 株式会社みんなの奥永源寺
南清章 株式会社ビオファーマきぼう
物部麻唯 しがとせかい株式会社
山本学 株式会社 滋賀銀行
吉田加奈子 株式会社パレット
米村真悟 滋賀県こどなBASE

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